セストリエールでの物語

2月10日からイタリア トリノで第20回オリンピック冬季競技大会が開幕。いろんな競技の開催場所を見ていたらアルペン(スキー)はセストリエールで行なわれるというのを発見、セストリエールと言えばロードレースファンなら一度は耳にしたことがあると思われる地名。そこでセストリエールが登場するレースシーンを調べてみました。


Sestriere (ゴール地点の標高2035m)の位置
JOCトリノ2006 http://www.joc.or.jp/torino/map/
Google MAP http://maps.google.co.jp/?ll=44.954716,6.880016&spn=0.040756,0.063686

2005年のGiro d'Italia 第19ステージ
Savoldelliが少し遅れ、舗装していない砂利道の登りの峠「Colle delle Finestre」に突入 Di Luca, Rujano, Simoniが頂上を通過、後は下ってゴールへの登りを目指すのみ、3人がさらにサボルデッリから差を広げてマリアローザも入れ替わるかと思われたがディルーカが足を攣って脱落、そしてシモーニもスピードが落ちてしまう、残ったルハーノがそのままゴールへ。このゴール地点がセストリエールでした。
cyclingnews.com http://www.cyclingnews.com/road/2005//giro05/?id=results/giro0519


Miguel Indurain が6連覇に挑んだ1996年 Tour de France 第9ステージ
積雪のためガリビエ(Galibier)峠などが通れなくなり189kmあったコースを46kmに短縮、2級山岳と最後のセストリエールへの登りだけに。Bjarne Riisが勝利を収めマイヨジョーヌを獲得、このままシャンゼリゼまで守りました。この年は今中大介選手が出場した年です。フジテレビの放送を思い出した方も多いのではないでしょうか。


1999年 Tour de France 第9ステージ
Lance Armstrongマイヨジョーヌを着た状態で初めてステージ勝利をしたのがセストリエール。(手術後の復活勝利はプロローグ&このステージの2日前の個人TTでも勝ってます) ランスが両手を挙げ、天を一瞬見上げてゴールするシーン。この年からランスの7連覇への道が始まる。
cyclingnews.com http://www.cyclingnews.com/results/1999/tour99/tour99.html
余談ですが、次の第10ステージ セストリエールをスタートしてラルプ・デュエズへの220km。L'Alpe d'Huezへの登りゴール、グエリーニ(Giuseppe Guerini)が九十九折りを登るなか一人で抜け出しゴールへと、完全に勝利を手にしたと思われたその時、写真を撮りに前に出ていたカメラをかまえたままの観客と衝突!!! ここで誰もが「あっ〜〜っ」と叫んだはず(グエリーニと仲のいい今中さんも叫んでました) 「早く立ち上がってゴールへ」と皆が祈るなか、再び自転車に跨りゴールラインへまっしぐらそして勝利のガッツポーズを決めました。


トリノからの中継では競技の話よりも回りの町並み、特に道路などが気になるきょうこのごろ。アルペントリノ五輪出場選手でTVにでていた名前だと佐々木明選手かな、詳しくわかりませんがトリノで活躍するアスリートのみなさんを応援しましょう。
Sestriereについてまるで何でも知っているかのような書き方をしましたがほとんど調べて書いただけなので、あしからず。






宮澤崇史選手 アジアリーダージャージを手放す
Tour de Langkawi 第5ステージが終了(後半40kmから山、ゴール地点は標高1699m)のステージリザルトは1位 Jose Serpa (Selle Italia Diquigiovanni) COL、41位 +09'15" 福島晋一、43位+10'50" 宮澤崇史。宮澤選手はアジアーライダー総合1位の座をGiant-Asiaの Hossein Askari (イラン)選手にあけ渡し2位に。日本チームはアジアチーム総合1位ですが2位のGiant-Asiaチームに42秒差まで迫られています。残り5ステージでアジアライダー個人総合の座を取り戻せるか。
リザルトは公式より http://www.tdl.com.my/results/stage_5_rstg.asp